北捕は、19世紀に中国の福建省から移住してきた客家の人々が移り住んだところです。その中心にある「北捕老街」には、清朝や日本統治時代のレトロな街並みが残っています。 ・・・台北郊外の観光地については
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街中にはこんな感じの食堂や茶房がたくさんあるので、客家料理や擂茶(れいちゃ)を味わいながらまったりと過ごしてみてはいかがでしょうか?


街の中央には、観世音菩薩が祀られている慈天宮がありました。

「北捕」の名物は、もちろん三国時代から客家の人々の間で客人をもてなすためのお茶として愛されてきた擂茶(れいちゃ)です。擂茶は、大豆、小豆、ゴマ、ハト麦、松の実、落花生などを擂鉢で擂り潰し、そこにお茶を加えて作ります。とろけるような甘いお茶です。
なお、「客家」(はっか)とは、中国の人口の9割を占める漢人の一支族とされる民族であり、古代王朝時代に黄河流域から戦乱を逃れて広東省、福建省、江西省の山岳地帯にへ移り住んだ民族ですが、移住先では「よそ者」であるため「客家」と呼ばれて今日に至っています。台湾にもこの「客家」の人々が移り住んできました。北捕はそんな客家の人々が暮らす町です。
<台北からの行き方>
台湾高鉄新竹駅から、もしくは台湾鉄道竹北駅から台湾好行獅山線に乗って北捕老街下車です。新竹駅からの所要時間は約30分、竹北駅からは45分です。台湾鉄道を利用する場合は、台北から西部幹線の自強号か莒光号(南下)で新竹駅まで行き、区間車(北上)で竹北駅へ向かいます。
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