食材が並べられた棚から好きなものをバスケットに取り、揚げてもらうのが炸雞(鹽酥雞)です。
台南では、赤崁楼の近くに宿泊することが多い私は、民族路と忠義路の交差点にある咕咕炸雞という店によく行きます。お店といっても食材が並んでいる冷蔵棚があるだけで、歩道で品物を揚げ、それを袋に入れてもらって、客が持ち帰るという感じです。
ここに行くには理由があります。ひとつ目の理由はここの炸雞が美味しくて気に入っていること。ふたつめは89歳になるおばあさんが今も元気に娘さんの切り盛りする店を手伝っているからです。
このおばあさんですが、日本語を話します。日本統治時代に生まれて日本語教育を受けた年代が少なくなる中、嬉しい存在です。
品物が揚げあがっておばあさんに
「いくら?」
と尋ねると、
「10円、30円、20円、40円、30円 ・・・ 130円」
と、計算しながら何故か円で合計金額をおしえてくれます。
「また来るからね」
と、言うと
「またねー」
と応えてくれます。
そんなやり取りが可愛くて面白いおばあさんです。 (笑)
咕咕炸雞(台南市民族路二段253號)は、夜8時開店です。
咕咕炸雞(台南市中西区民族路二段253號)
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